日本で古くから親しまれてきたコキア
コキアは、丸くてふっくらとした可愛らしい姿や、鮮やかな色彩の変化が人気の植物。
花よりも草姿を楽しみ、夏は緑に、秋には赤や黄金色へと葉が色づきます。
鑑賞時期は7月から11月と長く、夏には鮮やかなライムグリーンに、10月~11月頃には目が覚めるようなディープレッドへと移り変わり、秋が一番の見頃と言われています。
コキアの日本での歴史はとても古く、平安時代に中国から伝来した時は薬用や食用として利用されていたとされ、江戸時代には各地で栽培されるようになりました。
学名をバッシア・スコーパリアと言い、「ほうき状の」という意味を持っています。その名の通り、コキアの乾燥した茎はホウキの材料として利用されてきました。
和名では「ホウキギ」や「ホウキグサ」などとも呼ばれています。
見る時期によって様々に色が移り変わるコキアは、最近ではSNSでも大きな話題!
その鑑賞ポイントを、手軽にお出かけできる日帰りバスツアーと共にご紹介します。出発地も東京発・新宿発・横浜発など選べておすすめです!
おすすめコキア人気スポット
おすすめのコキア人気スポット!
国営ひたち海浜公園(茨城県ひたちなか市)
茨城県ひたちなか市の太平洋岸に広がる国営ひたち海浜公園。春には青いネモフィラ、秋には真っ赤なコキアが「みはらしの丘」を覆い尽くし、まるで絵画のような絶景が訪れる人々を豊かな色彩で魅了しています。一年を通じて多種多様な花々が咲き乱れる広大な園内は、なんと東京ドーム約46個分!そこには、大観覧車や遊園地、サイクリングコース、自然散策路も完備されており、花々を眺めるだけでなく、多彩なアクティビティが楽しめるのもこの公園の醍醐味です。大人はもちろん子どもも、開放的で雄大な自然を満喫し、楽しいひとときを過ごせるでしょう。
◎コキア見頃時期
7月上旬から夏の日差しを浴びて成長するライムグリーンのコキア。
10月上旬には少しずつ紅葉し始め、日々移ろいゆく緑と赤のグラデーションの色合いも魅力的です。また、みはらしの丘一面に広がる真っ赤なコキアもまさに絶景です。
■場所→みはらしの丘
■色の変化→緑~緑・赤~紅葉~赤・茶~黄金
■見頃時期
《緑葉》8月中旬~9月下旬
《グラデーション(緑・赤)》10月上旬
《紅葉》10月中旬
《グラデーション(赤・茶)》10月下旬
《黄金》10月下旬~11月初旬
◎ココが見所 園内おすすめスポット
《プレジャーガーデンエリア》
海抜100mからの眺望を楽しめる大観覧車をはじめ、ジェットコースターなど25以上の多彩なアトラクションが揃う遊園地「プレジャーガーデン」の他、全長11キロのサイクリングコース、林間アスレチック広場やバーベキュー広場の他、レストラン・スポーツ・ピクニックなど、大満足のアクテビティが勢ぞろいのエリアです。
《みはらしの丘》
ひたちなか市で最も標高が高い「みはらしの丘」では、四季を通じて様々な植物の競演が!青い空と青い海、そして様々な花や植物が雄大なスケールで皆さまをお出迎えします。GWの時期は世界をも魅了する空とつながるネモフィラの絶景がお出迎え!まさにこの公園でしか見られない絶景をお楽しみください。
◎その他にも多彩なイベントが開催!
タイミングによって海や植物のイベントが! HPをチェックして出かけよう!
例)・湧水ガイドツアー ・スタンプラリー ・森の迷路 ・海浜陶芸教室 など
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大石公園(山梨県南都留郡)
河口湖北岸に位置する大石公園は、河口湖越しに望む富士山の絶景が魅力です。秋には周辺の遊歩道の「花街道」の先に広がるコキアが見頃となり、9月には緑色の、10月には鮮やかな赤色に紅葉したコキアが目前に広がります。特に10月中旬から下旬は、雪をかぶった富士山と真っ赤なコキアの美しいコントラストがまるで絵画のよう!園内にはカフェを併設する河口湖自然生活館もあり、富士山を眺めながらのランチや休憩に最適。広々とした敷地で、雄大な自然が満喫できます。
◎コキア見頃時期
河口湖畔のコキアは9月には可愛らしい緑色。富士山とのグリーン&ブルーの共演は写真映え間違いなしです。10月上旬から赤く色づき始めます。中旬から下旬にかけては真っ赤に紅葉し、雪化粧した富士山との秋らしい光景が見られます。河口湖の紅葉は11月の「もみじ回廊」が有名ですが、10月のコキアもぜひ訪れてほしい見どころです。
■場所→花街道
■見頃時期(緑~赤)→8月中旬~10月下旬
◎周辺のおすすめスポット
《富士山》
日本の象徴であり、世界遺産にも名を連ねる富士山。最近では、国際的な知名度も高まり、多くの外国人登山者がその雄大な姿に挑んでいます。
優美な円錐形の山容と、ゆるやかに広がる裾野は、古来より人々を魅了し続けてきました。実際に登頂しても、あるいは遠くからその姿を眺めても、尽きることのない魅力に心を奪われます。特に秋には、山頂に降り積もる雪が富士の美しさを一層際立たせ、条件が整えば河口湖に幻想的な「逆さ富士」が姿を現すこともあります
《河口湖》
富士山を間近に望む絶景が魅力の河口湖は、富士五湖で最も湖岸線が長く、鑑賞ポイントが多いことでも知られています。特に秋は、湖畔の木々が色づき、紅葉と富士山のコントラストが素晴らしい時期。10月には大石公園のコキアが赤く染まり、10月下旬~11月下旬にかけては「富士河口湖紅葉まつり」が開催され、「もみじ回廊」のライトアップは必見。条件が良ければ湖面に映る「逆さ富士」も見ることができ、秋の河口湖ならではの風情を満喫できます。
《富士大石ハナテラス》
富士大石ハナテラスは、大石公園に隣接し、河口湖と富士山の絶景を望む人気のスポット。ここは単なる休憩所ではなく、自然散策の拠点としても親しまれています。施設内には、地元に根差した伝統工芸品を扱う和雑貨店や、山梨県産フルーツを使ったスイーツを提供するカフェが充実。地域特有の魅力が凝縮されており、ここでしか手に入らないお土産探しを楽しんで。
◎周辺の季節の花やイベント情報
《ハーブフェスティバル(6/21~7/21)》
河口湖ハーブフェスティバルのサブ会場となる大石公園。
園内にある河口湖自然生活館では、ブルーベリージャム作り体験ができます。
営業時間:9:00~18:00(※悪天候により臨時休館あり)
《河口湖湖上祭(8/5)》
大石公園から望む河口湖湖上祭は、8月5日に開催される夏の風物詩です。富士山を背景に打ち上げられる大迫力の約1万発の花火はまさに圧巻!特大スターマインやミュージカル花火など、趣向を凝らしたさまざまな花火が楽しめます。
大石公園は広々とした無料駐車場があり、花火を鑑賞するのに絶好のロケーション!
飲食や物販の出店も並び、夏の夜を盛り上げます。
開催時間:19:45~20:40
打ち上げ数:約1万発
《富士河口湖紅葉まつり(10月末~11月下旬)》
例年10月末から11月下旬にかけて開催される富士河口湖紅葉まつりは、秋の河口湖を彩る一大イベント。メイン会場の「もみじ回廊」では、約400~500本の紅葉がライトアップされ、幻想的な夜景が広がります。昼間は湖面に映る紅葉や、富士山とのコントラストが楽しめます。地元の特産品やグルメを扱う出店も並び、多くの観光客で賑わう、秋の河口湖を存分に堪能できる、魅力あふれるお祭りです。
「富士河口湖紅葉まつり」のメイン会場であるもみじ回廊は、回廊を散策したり、幻想的なライトアップの夜紅葉を愛でたりと、思い思いのスタイルで秋の美しい景観を満喫できます。手前には紅葉した紅葉、その奥には美しい富士山と河口湖という、息をのむような秋の絶景が広がる、河口湖を代表する必見の紅葉スポットです。
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たんばらコキアガーデン(群馬県沼田市)
たんばらコキアガーデンは、標高1,250mの高原に広がる秋の絶景スポットです。約1万株のコキアが9月下旬から赤く染まり、息をのむような風景が見どころ。コキア以外にもサルビアやマリーゴールドなど、多彩な花々が園内を彩ります。ペット同伴が可能で、ドッグランも完備されているため、愛犬と一緒に高原散策が楽しめます。また、アスレチックやトランポリンがある「たんばランド」は、お子様連れの家族に大人気!期間限定の「コキアカレー」や「コキアソフト」といったユニークなグルメも魅力です。都心から約2時間とアクセスも良く、日帰りで気軽に秋の高原を満喫できる、多彩な楽しみ方ができるスポットです。
◎たんばらコキアガーデンならではのコキアの楽しみ方
たんばらコキアガーデンは、冬はスキー場となるため、夏でもリフトに乗ってコキアを上空から楽しめます。一面を埋め尽くす赤いコキアの絨毯を、空中から見下ろす眺めは格別です。他では味わえない、この場所ならではのユニークなコキアの楽しみ方をぜひ体験してください。
◎コキア見頃時期
■場所→園内のコキア畑
■見頃時期(黄緑~赤)
9月下旬~10月上旬
◎園内のその他おすすめスポット
■たんばランド(園内のキッズパーク)
ボルダリング、トランポリンなどの、子ども達に人気の遊具がたくさん!
入場料無料。
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東京ドイツ村(千葉県袖ケ浦市)
東京ドイツ村はドイツの田園風景が再現された、千葉県袖ケ浦市にある広大なテーマパークです。約1万5000ものコキアが、息をのむほどの「赤い絨毯」が美しいパノラマが織りなします。8月上旬から9月下旬にかけては、みずみずしい新緑のコキアが丘一面を覆ったかと思うと、9月下旬から10月中旬になると、徐々に赤色へと変化。緑と赤が織りなす美しいコントラストは、まさに自然が創造した芸術作品。特に10月上旬から中旬には、丘全体が燃えるような真紅に染まり、空の青さとのコントラストは忘れられない絶景となります。都心からのアクセスも良く、広大な敷地で開放感あふれるコキア畑を堪能できるため、秋の行楽シーズンには心に残る感動を体験できることでしょう。ぜひ東京ドイツ村で、この壮大なコキアの絶景をご満喫ください。
◎コキア見頃時期
■場所→釣り堀
■新緑:8月上旬~9月下旬
紅葉:10月上旬~10月中旬
◎園内のおすすめスポット
・カントリーエリア
パターゴルフやわんぱく広場は広大な芝生で楽しめます。高さ40mにもなる観覧車の頂上からは園内をゆっくりと眺められます。
アトラクション:観覧車、釣り堀、わんぱく広場、ロングすべり台、わんちゃんランド、パターゴルフ(18ホール)、ミニパターゴルフ、アスレチックジム、ホールインワンチャレンジ
・レイクエリア
レイクエリアには趣向を凝らした四季折々の花畑が、皆さまをお出迎えします。ローズガーデン、芝桜の丘、ヨーロピアンガーデンと訪れる時期がごとに違った表情を見せてくれます。
花畑以外にもスポーツが楽しめるスポーツランドも併設。
アトラクション:スポーツランド(サッカー、バスケ、一輪車)スワンボート、卓球
・パークエリア
こどもに人気のアトラクションが大集合!自然を活かしたジージの森のアスレチックやこども動物園では楽しい動物たちと触れ合えます。
アトラクション:ジージの森、スーパースインガー、おもしろ自転車、ブタ天キッズコースター、芝そりゲレンデ、マメ汽車、こどもトランポリン、こども動物園、アーチェリー、バズーカ砲、スーパーチェアー、バイキング、リトルティーカップ、フロッグジャンピング、ドリームハンター宝石探し
※アトラクションには回数券や1Dayパスポートなど有
・マーケットエリア
飲食やお土産、恐竜を見たいならこちらへどうぞ!夏はせせらぎ、冬はイルミネーションが楽しめます。
アトラクション:ジュラジャーマン・ライド、バッサースライダー
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よくある質問
◎関東近郊のコキアのおススメスポットはどこですか?
最も有名なのが、国営ひたち海浜公園(茨城県ひたちなか市)の「みはらしの丘」のコキアが関東最大級と言われています。約4万本のコキアは必見の価値あり!!
また、東京ドイツ村(千葉県袖ヶ浦市)の「コキアの谷」では1万5千株のコキア鑑賞が他の植物と共に楽しめます。大石公園(山梨県南都留郡富士河口湖町)では、遠くに望む青い富士山と真っ赤に燃えさかるコキアとの、ここでしか見られない絶景が!
どのエリアにも園内や周辺の観光スポットも充実しているので、併せてお楽しみください。
それぞれに紅葉する時期が違うので、お出かけ前のチェックをお忘れなく!
◎コキアの見頃っていつですか?
紅葉した赤いコキアがよく知られていますが、赤くなる前のライムグリーンの愛らしい姿も人気です。
7月上旬ごろに緑の葉を広げ、9月下旬から緑から徐々に赤へと変化し、10月上旬から下旬にかけて真っ赤に紅葉します。真っ赤なコキアも情熱的で素敵ですが、緑から赤へと変化していく様子も風景画のような趣深さがあります。
ぜひ一度、緑の時期や緑から赤へと変化する時期にもお出かけしてみてくださいね。
◎コキア見頃時期
緑→7月上旬~9月中旬
緑~赤→9月中旬~10月上旬
赤→10月上旬~10月下旬
※天候や行先のスポットによって時期が異なるため、お出かけの前に確認を。