夏の風物詩!ほたる観賞バスツアー特集
関東近郊の自然豊かな場所で蛍観賞を楽しむ日帰り旅行。バスツアーならアクセスも便利です。
美しい蛍の舞いと輝きを体験しながら、短時間で贅沢なひとときを過ごせます。豊かな生態系を守りながら、夏の夜を彩る蛍の光に心癒される体験をしませんか。
ほたるってなぁに?
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そもそも蛍ってどういう生き物なの?
夏の風物詩の蛍はコウチュウ目(鞘翅目)・ホタル科 の昆虫で、日本では古くから詩や歌に詠まれる美しい存在です。 体長は約1~2センチほどで、黒や茶色の体色を持ち、長い触角を持っています。 特徴的な点は、夜になるとお腹から光を放つことです。 この光は体内で起こる化学反応によって生み出され、メスを引き寄せるためや、捕食から身を守るために使われます。一般的には田んぼや川辺などの湿地に生息します。蛍は生息地の自然環境が豊かで、水がきれいな場所を好みます。そのため、ほたるの生息地を守ることは、自然の豊かさを守ることにもつながります。
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蛍の種類と日本の固有種
2022年までの調査では、世界では約2000種以上の蛍が確認されています。それぞれが異なる地域や環境に生息しています。日本には約50種類の蛍が生息しており、そのうちの多くは山間部や湿地などの自然豊かな場所に生息しています。
また蛍の中には光らない種類も存在します。光る能力は蛍の種類によって異なり、中には光ることがない種類もあります。そういった蛍はは光を使わずに生活し、主に色や形などの特徴で他の蛍と区別されます。
日本固有の蛍にはいくつかの種類があります。代表的なものを以下に挙げます。
1ゲンジホタル(Luciola lateralis): 非常に美しい光を放つことで知られ、夏の夜に日本各地で見られます。主に本州中部地方や近畿地方に分布しています。
2.ヘイケボタル(Aquatica lateralis): 北海道や本州の東北地方に生息しており、淡い光を発します。特に北海道では広く見られます。
3.アブラゼミボタル(Hotaria parvula): 南西諸島や九州地方に分布しています。光る期間が長く、地味ながらも美しい光を放つ蛍です。
4.ウスモンホタル(Aquatica leii): 四国や中国地方に生息しています。日本では比較的珍しい蛍の一つです。
これらは日本独自の蛍の一部であり、他の地域では見られない固有種です。
服装やマナー
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蛍観賞のマナー&注意事項
ホタル観賞の際には、以下のマナーや服装に気を配ることが重要です。
① 明るい光を避け、ホタルの光を邪魔しないようにしましょう。
懐中電灯やフラッシュの使用は絶対NG!!
② 静かに観賞しましょう。
蛍がびっくりしないように静かに観察します。
③ ごみは持ち帰りましょう。
また、ホタルの生息地を保護するため、ゴミの持ち帰りや足跡の残さないように心掛けましょう。
④ ホタルの採取はダメ!
触ったり捕まえたりするのは絶対NG
その他現地のルールに従い、蛍が生息できる環境を保つことを心がけましょう -
服装やもちもの
夏の風物詩といえど夕方から夜に観賞することが多く、水辺の自然豊かなところで観賞するので、日中とは寒暖差がある場合が多いのが蛍観賞。
薄手の長袖や長ズボン、虫除けスプレーを用意すると良いでしょう。
必要ならば軽い防寒着や防寒グッズを持参し、快適に観賞を楽しみましょう。
また、足元は歩きやすい靴を履いてきましょう。サンダル等だと滑りやすい場合があるのと、虫刺され等の心配もあるので歩きなれた靴の方が安心です。
ホタル観賞は夜間に行われることが多いため、防寒対策も必要です。
虫よけスプレーを利用する場合はホタルが住んでいる環境下では使用せず、車や電車を降りた時点で事前にスプレーをしてくださいね。
関東近郊で蛍が見れるスポット
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電車でのアクセスが楽チン3選
関東近郊の蛍が見れるスポット♪
関東近郊でも蛍が見れる場所があるのです。
今回は電車でもアクセスが良いスポットをご紹介します。
1.調布市つつじヶ丘公園(東京都調布市): 春から初夏にかけて、つつじヶ丘公園では蛍の観察イベントが行われます。園内の川沿いや湿地帯で蛍を見ることができます。
2.神奈川県立生命の星・地球博物館(神奈川県足柄下郡箱根町): 夏の期間に箱根の湿地帯で蛍が見られることがあります。博物館が主催する蛍観察ツアーなどがありますので、情報をチェックしてみてください。
3.川越氷川神社(埼玉県川越市): 氷川神社周辺の川沿いや公園で、夏の夜に蛍を見ることができることがあります。特に氷川神社の夏祭りの時期には蛍が観察されることがあります。
これらの場所では、蛍の生息地を保護しながら、安全に蛍を観察できる環境が整えられています。ただし、蛍の生息は自然現象に左右されるため、見られる時期や数には変動があります。事前に公式サイトやイベント情報を確認してから訪れることをおすすめします。 -
バスツアーで近隣観光と一緒に楽しむ!
バスツアーは、グルメ、観光、らくちんという魅力を兼ね備えています。まず、グルメでは、地域の名物や特産品を楽しむことができます。各地域には独自の食文化や味があり、その土地ならではの料理を堪能できます。地元の食材を使用した美味しいグルメは、旅の思い出を一層豊かにしてくれます。
観光では、その土地の歴史や文化、自然を体験できます。観光名所や歴史的建造物、美しい景勝地などを巡りながらその土地の魅力を知ることができます。また、バスツアーでは短期間で多くの場所を訪れることができるので、効率よく観光を楽しむことができます。
そして、運転の必要がなく、旅行中の乗換・乗り継ぎの心配がなく、らくちんな移動手段として人気のバスツアー。座席でリラックスしながら景色を楽しむことができます。また、バス内では仲間との交流やゆったりとした時間を過ごすこともでき、旅行をより楽しいものにしてくれます。
ほたる観賞と一緒に楽しめる千葉県のオススメ観光スポット
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大山千枚田
大山千枚田は、鴨川の中山間に位置し房総半島のほぼ真ん中にあり、東京から一番近い棚田として知られています。
平成11年に農林水産省「日本の棚田百選」に認定され、平成22年には上皇上皇后両陛下が視察におみえになりました。
また、令和4年には、「つなぐ棚田遺産~ふるさとの誇りを未来へ~」として農林水産省から認定されました。
千葉県指定名勝の「鴨川大山千枚田」と、周辺の里山と集落の姿は、自然と人々の営みが育んできた、貴重な文化的景観です。 -
日運寺(あじさい寺)
日運寺(にちうんじ)は、千葉県南房総市にある寺院です。
2万株ものアジサイが咲くアジサイの名所で、房総のあじさい寺として親しまれています。
白や青、紫など色とりどりのアジサイと朱塗りの仁王門とのコントラストは色鮮やかです。
高所の斜面や山門から参道、境内に至るまでを埋めるように咲くアジサイは、
例年6月上旬~7月上旬頃まで見頃となります。 -
はちみつ工房
「はちみつとミードのはちみつ工房」は観光ができる養蜂場として、2021年9月に君津市にリニューアルオープンした施設です。
養蜂家が作るはちみつとミードを「見て・聞いて・嗅いで・触れて・味わう」、五感で楽しむことをコンセプトとしています。
はちみつの購入だけでなく、ミツバチの生態観察・遠心分離機を用いたはちみつ採取・ミード工場の見学・試飲食ができる見学ツアーも。ミツバチの生態や、はちみつの生産現場をアテンダントがわかりやすく案内し、その魅力を再発見できるツアーです。所要時間は約40分、無料で参加できるので、是非参加してみてはいかがでしょうか。
また、はちみつから作られるお酒・ミードの醸造所(ミーダリー)も併設しており、あわせて見学することが可能です。 -
鴨川シーワールド
シャチのいる水族館として有名な鴨川シーワールド。その魅力はやはり迫力いっぱいのシャチパフォーマンスです。
4頭のシャチが繰り広げるダイナミックな演出は見ごたえたっぷり。
トレーナーさんと息の合ったコンビネーションは格好良くて拍手喝采です!思わず見とれてしまうようなシャチの姿ですが、油断大敵。実はこのショー、カッパ必須のずぶ濡れショーでもあるんです!(でもそれが良い!)
大きな身体で盛大に水しぶきを上げて着水。さらに、尾びれを器用に使って水鉄砲を皆様にプレゼント。
会場は絶叫に包まれますが、大人も子どももみんな笑顔で楽しそう。ぜひ会場でこの迫力を味わってくださいね。
鴨川シーワールドではシャチの他にベルーガ(シロイルカ)やウミガメの産卵など楽しく学べる展示がたくさん。 -
マザー牧場
マザー牧場は房総半島の山々や東京湾などの景色が望める鹿野山の山頂にある花と動物たちのエンターテインメントファームです。
牧場では四季に合わせたイベントが盛りだくさん。春は生まれたての子羊たちや菜の花が、夏はピンクのネモフィラ「桃色吐息」と、夜の牧場を華やかに彩る花火「サマーナイト・ファーム」。
秋は絶好のお天気の中で動物たちへのエサやりやファームツアーなど、そして冬はイルミネーションが楽しめます。
牧場ならではのグルメも見逃せません。新鮮な牛乳を使った濃厚なソフトクリームやジンギスカンやソーセージなど牧場グルメを存分に味わいましょう。
ホタル観賞スポット(濃溝の滝)へのアクセス
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どうやっていくの?
【電車の場合】
東京駅から千葉駅までJR総武線で約40分。千葉駅から上総亀山駅までJR久留里線で約66分。
上総亀山駅から濃溝の滝までタクシーで約15分。
【車の場合】
車なら東京都心から1時間ほどで出かけられます。館山自動車道の君津ICから房総スカイライン、県道24号と進みます。
君津ICを降りてからは約40分。