三峯神社(埼玉県)

三峯神社ビジュアル 三峯神社ビジュアル

標高1100mの山中にある三峯神社。約200年以上の歴史を持ち、秩父神社・宝登山神社とともに秩父三社の一社に数えられています。ここでは関東屈指のパワースポットとして知られている三峯神社の歴史やご利益をご紹介します。これを読めば三峯神社観光をより一層楽しめること間違いなし!

三峯神社はどんなところ?

  • 階段

    三峯神社の歴史

    三峯神社の歴史は古く、当山大縁起によると第12代天皇である景行天皇の命により国を平和にすべく東征を行っていた日本武尊(やまとたけるのみこと)が、旅の道中に現在の三峯神社のある山に上り、国造りを行った伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉册尊(いざなみのみこと)をお祀りしたのが始まりと言われています。その後、景行天皇の東国巡行の際、日本武尊が平定した東国を巡幸した際に三峯山に登り、「白岩山・妙法ヶ岳・雲取山三山」が高く美しく連らなることから「三峯宮」の称号授けたと伝えられています。中世以降は日光系の修験道場となって関東各地の武将の崇敬を受け、1182年に秩父を治めていた畠山重忠が願文を収めたところ霊験があったとして、1195年に東は薄郷(現・小鹿野町両神あたり)から西は甲斐と隔てる山までの土地を寄進して守護不入の地として以来、東国武士の信仰を集めて大いに栄えました。しかし1352年、足利氏を討つために挙兵し敗れた新田義興・義宗らが当山に身を潜めたことより、足利氏により社領が奪われて衰退ました。1501年~1504年に修験者の月観道満がこの廃寺を知り、30数年勧説を続けて1533年に堂舍を再興させ、山主の龍栄が京都の聖護院に窮状を訴えて「大権現」を賜りました。以後は聖護院派天台修験の関東総本山とされて繁栄し、本堂を「観音院高雲寺」と称し、「三峯大権現」と呼ばれました。伊奈忠福の代に、土地山林を寺に寄進し、広く村人に信仰を勧め栄えたが、明治の神仏分離により寺院を廃して「三峯神社」に改称し、1883年に近代社格制度において県社に列しました。大正末期に秩父宮が参拝したことをきっかけに信徒が全国的に増え、それに伴い講社数も増加しました。1939年には、麓から参道に沿って三峰ロープウェイが山頂まで敷設されましたが、2007年に廃止されました。

  • 階段を見下ろして

    三峯神社の山犬信仰

    三峰神社には山犬信仰があります。これは江戸時代(享保12年)に日光法印が山上の庵室に静座していると、山中どこからともなく狼が群がり来て境内に充ちたことを神託と感じ、猪鹿・火盗除けとして山犬の神札を信者に貸し出したところ霊験があったことが由来とされてます。その後、実際に秩父の山中に棲息していた狼は、猪などから農作物を守ってくれるとして崇めるようになり、さらにはこの狼が盗戝や災難から守る神と解釈されるようになっていったことから、山犬信仰が始まったといわれています。その為、三峯神社は狼を守護神としており、狛犬の代わりに狛狼が神社各所に鎮座しています。

  • 参拝に並ぶ人たち

    三峯神社の神様、ご利益は?

    主祭神は夫婦神である伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉册尊(いざなみのみこと)で、配祀神として造化三神の天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、高御産巣日神(たかみむすひのかみ)、神産巣日神(かみむすひのかみ)そして天照大神 (あまてらすおおかみ)が祀られています。三峯神社のご利益は、夫婦神である伊弉諾尊・伊弉册尊にちなんだ夫婦和合や家内安全、山犬信仰にちなんだ五穀豊穣、火難・盗難除け、諸難除けです。

三峯神社の見どころ

  • 三ツ鳥居

    三ツ鳥居

    三峯神社には全国的に珍しい三ツ鳥居があります。三ツ鳥居とは、1つの明神鳥居の両脇に、小規模な2つの鳥居を組み合わせたもので、日本に7つしかありません。他に有名な三ツ鳥居としては奈良県の大神神社が知られています(ただし大神神社は直接見る事ができません)。三峯神社の三ツ鳥居は、日本書紀に出てくる高天原に次いで生まれた三柱の神、天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、高御産巣日神(たかみむすひのかみ)、神産巣日神(かみむすひのかみ)を表しています。

  • 随身門

    随身門

    三ツ鳥居から拝殿にすすむ途中に、色鮮やかな随身門が見えてきます。1691年に建立されたとされており、鮮やかな朱色と色とりどりな彫刻が美しく、訪れる人々の目を引き付けます。江戸中期に仁王門として建立されましたが、明治時代初期の神仏分離令により仁王像は撤去され、現在の随身門となりました。

  • 日本武尊の銅像

    日本武尊の銅像

    三峯神社境内には、当社の創始者とされる日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の銅像があり、本体の高さ5.2mで非常に大きく、どっしりと構えた佇まいは存在感放っています。銅像の付近はベンチなどもあり公園のような広場になっています。周囲には野口雨情、斎藤茂吉らの句碑・歌碑があります。

  • 遥拝殿

    遥拝殿

    随身門のちょうど反対側の階段を上っていくと、遥拝殿(見晴台)があります。ここから山の向こうに見える標高1329mの妙法ヶ岳の頂上の三峯神社奥宮を遥拝できます。奥宮まではかなりの登山となる為、山を登るの難しい場合はここからの参拝が可能です。山から少し飛び出したような造りとなっている為景色を遮るものがなく、眼前に広がる秩父の山々の絶景を堪能できるスポットです。

  • 拝殿

    拝殿

    拝殿には隙間なく煌びやかな装飾が彫刻されていますが、装飾にはすべて意味があります。たとえば、拝殿の四隅にある龍のような生き物が彫刻されていますが、これは蜃(しん)という龍の一種である伝説の生き物です。「蜃」は口から気を出して人々に幻を見せることのできる生き物で、「蜃気楼」はこの伝説の生き物が「気」を吐いて「楼閣」を出現させると考えられていたことから由来されています。ここ三峯神社は神界と現世を繋ぐ空間とされており、三峰神社自体が幻であることを表しています。

  • 重忠杉

    重忠杉

    三峯神社拝殿の前にそびえ立つ樹齢推定約800年の2本の御神木の大杉も見所です。鎌倉時代に秩父を納めていた武将、畠山重忠が植樹したと伝えられ「重忠杉」とも呼ばれています。拝殿でお参りの後、三度深呼吸をして御神木に手をつけ祈ると御神木より「氣」を与えられると言われています。

  • 三峰商店街

    三峰商店街

    三峰商店街には4軒の飲食店が並んでおり、いずれもレトロな建物で雰囲気もよく、どこかなつかしさを感じられます。秩父グルメの「わらじカツ丼」や名物の「いもでんがく」、そばや川魚などを食べることができます。 三峯神社へお参りした際は秩父名物の食べ歩きも楽しんでみてはいかがでしょうか。

その他周辺の観光スポット

  • 秩父神社

    秩父神社

    秩父神社は三峯神社から車で約70分、秩父市街地の中心部に位置しており、三峯神社・宝登山神社とともに秩父三社の一社に数えられる神社です。崇神天皇の時代、初代の知知夫国造である知知夫彦命が、祖神の八意思兼命を祀ったことに始まったと伝えられています。学業成就や合格祈願、子孫繁栄などのご利益があるといわれていおり、左甚五郎が施した子宝・子育ての虎、つなぎの龍など社殿彫刻も有名です。また、毎年12月に開催される例祭「秩父夜祭」で知られ、秩父夜祭は「山・鉾・屋台行事」の1つとしてユネスコ無形文化遺産に登録されています。京都の祇園祭、飛騨の高山祭とともに日本三大曳山祭及び日本三大美祭に数えられ、多くの観光客で賑わいます。秩父神社前から御花畑駅へと続く商店街があり、また近くにある秩父鉄道秩父駅は秩父地場産センターも兼ねている為地域の名産なども多く取り扱っていたりと、お食事やお買い物などで充実した散策が楽しめる観光スポットにもなっています。

  • 宝登山神社

    宝登山神社

    宝登山神社は秩父神社、三峯神社と合わせた秩父三社のうちの一社です。三峯神社から車で約90分行くことができます。
    古に日本武尊が、宝登山で山火事に遭った際に、神犬に助けられ、神々を祀ったことが宝登山神社の始まりとされています。そのため、当初は「火止山」と名づけられましたがのちに「宝登山」と呼ばれるようになりました。「火止山」が由来で「宝登山」になったことにちなみ、火災盗難除けなどのご利益があると言われています。
    宝登山山頂付近には宝登山神社奥宮があり、歩くと1時間程かかりますが、宝登山神社本殿から5分程にところにあるロープウェーで宝登山頂駅まで行くことができ、そこから宝登山神社奥宮までは徒歩で5分ほどです。
    その他宝登山山頂にはロウバイ園やつつじ園、宝登山小動物公園もあり、散策も楽しめます。
    尚、長瀞は古くから宝登山の聖地として知られており、かつて長瀞へ訪れる旅人はそのほとんどが宝登山神社への参拝客でした。当時長瀞岩畳への立ち寄りは、参拝のついでによるといった位置づけで、観光地として長瀞が注目されてくるのは近代以降になってからでした。

  • 花園フォレスト

    花園フォレスト

    宝登山神社は秩父神社、三峯神社と合わせた秩父三社のうちの一社です。三峯神社から車で約90分行くことができます。
    古に日本武尊が、宝登山で山火事に遭った際に、神犬に助けられ、神々を祀ったことが宝登山神社の始まりとされています。そのため、当初は「火止山」と名づけられましたがのちに「宝登山」と呼ばれるようになりました。「火止山」が由来で「宝登山」になったことにちなみ、火災盗難除けなどのご利益があると言われています。
    宝登山山頂付近には宝登山神社奥宮があり、歩くと1時間程かかりますが、宝登山神社本殿から5分程にところにあるロープウェーで宝登山頂駅まで行くことができ、そこから宝登山神社奥宮までは徒歩で5分ほどです。
    その他宝登山山頂にはロウバイ園やつつじ園、宝登山小動物公園もあり、散策も楽しめます。
    尚、長瀞は古くから宝登山の聖地として知られており、かつて長瀞へ訪れる旅人はそのほとんどが宝登山神社への参拝客でした。当時長瀞岩畳への立ち寄りは、参拝のついでによるといった位置づけで、観光地として長瀞が注目されてくるのは近代以降になってからでした。

三峯神社のよくある質問

  • 三峯神社はご朱印はいただけますか?

    いただけます。300円~500円程の初穂料が必要となります。

  • 三峯神社のご利益はなんですか?

    明確な願望実現、仕事運・金運、心身浄化といわれています。

施設情報

住所
〒369-1902 埼玉県秩父市三峰298-1
電話番号
0494-55-0241
公式ホームページ
https://www.mitsuminejinja.or.jp/

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