日光東照宮(栃木県)

日光東照宮イメージ 日光東照宮イメージ

ユネスコ世界文化遺産に登録される日光社寺の中でも圧倒的知名度を持つ日光東照宮。平成の大改修を終え建築当時の美しさを取り戻した陽明門や三猿・眠り猫といった数々の動物彫刻と見所が盛りだくさん。秋のころには紅葉名所としても大人気。ここでは日光東照宮の見所や合わせて行きたい日光観光地、おすすめのバスツアーを紹介します。

日光東照宮はどんなところ?その歴史は?

  • 東照宮入口

    江戸幕府初代将軍 徳川家康を祀る神社

    日光東照宮は江戸幕府初代将軍・徳川家康を神格化した東照大権現(とうしょうだいごんげん)を主祭神としてお祀りする神社です。全国に多々ある東照宮の総本社的存在であり、久能山東照宮・上野東照宮と合わせ三大東照宮に数えられています。社殿が完成したのは江戸時代、元和3年ごろとのことです。徳川家康は死去後久能山に葬られましたが、二代将軍徳川秀忠の命を受けた天海僧正が日光に改葬したと言われています。家康が日光に祀られるようになったのは本人の遺言によるもので、「遺体は久能山に納め、一周忌を過ぎたのち日光山に堂を立て勧請し、神として祀ること」と残したと言われています。

  • 陽明門と青空

    寛永の大造替

    寛永11年に三代将軍徳川家光が日光社へお参りし、21年忌に向けた寛永の大造替が始められました。現在も残る荘厳な社殿への改築はこの大造替から行われます。江戸を始め京や大阪といった全国の宮大工が集められ、事方大棟梁・甲良宗広一門の指揮の下で造替に務めました。甲良宗広は増上寺や寛永寺の建築でも活躍した大工さんです。日光東照宮の中でも特に目を引く豪華絢爛な陽明門もこの時期に建築されたと言われています。

  • 二荒山神社の鳥居

    日光の二社一寺

    明治元年の神仏分離により、日光は神社の東照宮と二荒山神社、寺院の輪王寺の二社一寺の形成に分立しました。第二次世界大戦後は神社本庁の別表神社となりましたが、1985年に神社本庁を離れ、単立神社になりました。この輪王寺、日光二荒山神社を含めた二社一寺は、「日光の社寺」としてユネスコ世界文化遺産に登録されています。平成25年から平成30年までは平成の大改修が行われ、陽明門を始めとする指定建造物40棟の主要な修理が行われました。建築当時の輝きを取り戻した陽明門や彫刻を一目見ようと、日光には年間を通じて国内外から多くのお客様が訪れます。

平成の大改修を終えた日光東照宮の見どころ!

  • 三猿

    三猿

    拝観券を見せて表門から入ると左側に神厩舎(しんきゅうしゃ)があります。神厩舎とは神様にお仕えする馬がいる場所の事で、重要文化財に指定されています。あの有名な三猿はここに彫られています。三猿で有名ですが、正面と側面併せて8面の彫刻が施され、人の一生を描いています。一面は子を思う親心を現した猿は、子どもの未来を見つめているような表情です。二面目に、有名な三猿の彫刻があります。三猿はまだ幼い子供の猿です。三面、四面…と成長をしていき、七面で結婚をし、最後の八面では子供を宿した母となり、再び一面に戻るのだそうです。

  • 陽明門

    国宝 陽明門

    日本を代表する最も美しい門と言われ平成の大改修を終え再び公開されました。遠くから見ると白と黄金のきらびやかな印象ですが、近くで見ると500以上の彫刻が施されています。唐子遊びの彫刻にはそれぞれ故事になぞらえた意味があり、子供がのびのび遊ぶことのできる平和な世の中への願いが込められているのだとか。いつまでも見ていられるということから「日暮(ひぐらし)の門」とも呼ばれることも納得です。囲碁をしている人の彫刻があるのですが見つけられますか?囲碁をする人々は知恵を表しているといわれております。神獣の唐獅子も沢山掘られ聖域を守っています。門の彫刻に目を奪われがちですが門内部の天井には昇り龍(別名 八方睨みの龍)と、降り龍(別名 四方睨みの龍)が描かれています。こちらの天井がも国宝に指定されて迫力満点。門に目を奪われて見逃さないように注意して下さい。また柱にもぜひ注目して下さい。12本の柱全てにグリ紋(曲線の模様)が施されています。門をくぐり終わる所の北側の西から二本目の柱だけ一本が逆さになっています。これは「満つれば欠ける世の習い」にならい、完成すればいつかは壊れていくのであえて坂さまの不完全な柱を加えて未完成にした、魔よけの柱と言われています。

  • 唐門

    国宝 唐門・御本社

    唐門は本殿を守護する正面の門で、普段は閉ざされていて神職や一般参拝客は唐門を通ることは出来ません。正面左右の柱には地紋彫りが施され、さらにその上から胡粉(貝殻を焼きつぶして作られた染料)が塗られています。そこには特に目につく寄木造りの昇龍と降龍の彫刻が彫られています。そして屋根の上にも龍が…こちらの龍も故事になぞらえたもので、それぞれ夜と昼を守護しているそうです。龍にはひれがなく、恙(つつが、真ん中の彫刻)は足に輪がついており、どこかへいかないようにされているのだとか。そして唐門の見どころはその彫刻の数。なんと陽明門より多い611体も施されています。唐門の先、日光東照宮御本社は東照宮日光東照宮の中心をなす最も重要な所で例祭をはじめとして年中の祭典が斎行されます。本殿、石の間、拝殿が一体化した権現造りです。本殿はご神体を安置委する神聖な社殿です。石の間の大きさは畳約20畳、拝殿は江戸時代諸国の大名が参列した中の間約63畳と、その右側に約18畳の将軍着座の間、西に約18畳の法親王着座の間の併せて99畳もの広さになります。

  • 眠り猫

    国宝 眠り猫

    伝説の職人・左甚五郎作と伝えられている眠り猫は、多くの説があります。眠り猫は牡丹の下で眠っている小さな彫刻ですが、その裏側には雀の彫刻があります。
    ・すずめが遊んでいて猫が寝ていることが、戦がなく平和な世になったことを表している
    ・奥社にネズミ一匹通さないように猫を・牡丹の花に囲まれ日の光を浴び、うたたねをしているところから「日光」に因んで彫られた
    ・禅問答「牡丹花下眠猫児」(牡丹の下で眠っていた子猫ですが人の気配を感じると逃げてしまった。この猫は眠っていたのか寝たふりをしていたのかという禅問答)から来ている
    多くの説がありますが、実際見てみると思ってたよりも小さくて繊細な彫刻です。奥宮に通じる潜門に配されてます。御本社等多くの見どころがあるエリアなのでうっかり見過ごすことのないようにお気を付けください。

  • 鳴き龍

    重要文化財 薬師堂・天井画 鳴き龍

    日光東照宮薬師堂は徳川家康公が100年の平和を築き、後世に薬師如来の生まれ変わりと信じられ、こちらの薬師堂では、徳川家康公の姿を具現化した薬師瑠璃光如来をご本尊として祀られています。この薬師堂の天井には8mもの龍の水墨画が描かれています。この薬師堂の見どころとして有名なのがこの龍の水墨画薬師堂の鳴き龍です。描かれた龍の顔の下で拍子を打つと音が共鳴し鈴を転がしたような龍の鳴き声に聞こえることから別名 鈴鳴き龍と呼ばれております。

日光の社寺、輪王寺と日光二荒山神社のご紹介

  • 輪王寺

    輪王寺

    輪王寺は日光山中にある寺院群の総称でもある天台宗の門跡寺院です。境内は日光山内として国の史跡に指定されています。創建は奈良時代にさかのぼり、近世では徳川家の庇護を受けるなど繁栄を極めたと言われます。徳川家光を祀る大猷院霊廟や本堂である三仏堂など古建築も多く、本堂を始めとした17棟の建築物は国の重要文化財に指定されています。輪王寺は明治時代、当時の政府により一度輪王寺の称号を没収されています。さらに神仏分離令により本堂は現在の場所に移転になり、移転に伴い三仏堂の取り壊しを命じられましたが、木戸孝允の尽力により取り壊しは中止され、三仏堂旧観のままに移築されて輪王寺の本堂となり、明治15年に栃木県のとりなしによって輪王寺を正式の寺号とすることが許されたという歴史があります。その見所は何といっても三仏堂!日光山最大の木造建築であり、2019年に50年ぶりとなった大修理が終了されました。全国でも珍しい天台密教形式の御堂で、国内屈指の大きさをの日光三社権現本地仏のご本尊が祀られています。もう一点おすすめしたいのが大猷院(たいゆういん)。江戸幕府三代将軍徳川家光の霊廟であり、祖父の徳川家康を凌いではならないという家光の意向を踏まえ控えめな造りではありますが、本殿までは多くの門があり、華麗な装飾は見ごたえがあります。

  • 日光二荒山神社

    日光二荒山神社

    日光二荒山神社は下野国一宮、神社本庁の別表神社です。輪王寺や日光東照宮と同じく境内は日光山内として国の史跡に登録されています。登記上の正式名称は二荒山神社ですが、宇都宮市の二荒山神社と区別するために地名を足して日光二荒山神社と称されています。男体山、女峰山、太郎山の日光三山を神体山して祀っており、男体山には大己貴命(おおなむちのみこと)、女峰山には田心姫命(たごりひめのみこと)、太郎山には味耜高彦根命(あじすきたかひこねのみこと)とそれぞれ尊神様を当てて祀っています。境内地には日光連山も含まれており、その面積は3,400ヘクタールに及び、その神域には華厳の滝やいろは坂も含まれます。江戸幕府により日光東照宮等が造営されるとともに二荒山神社も重要視され、現在の世界遺産や重要文化財指定の主たる社殿が造営されました。建造物のほか国宝指定の刀剣2口や多数の刀剣等の重要文化財も現代へ伝えており、霊験あらたかな地は修験道の霊場として崇敬されています。

日光東照宮と並ぶ、三大東照宮のご紹介

  • 久能山東照宮

    久能山東照宮

    久能山東照宮は静岡県の駿河に所在する神社です。晩年を駿河の地で過ごされた徳川家康が、遺命によってこの地に埋葬されました。久能山には推古天皇の時代に久能寺が建立されましたが、戦国時代に武田信玄により久能寺は現在の静岡県清水市に移され、その跡地に久能城が築かれました。武田氏の滅亡とともに久能城は徳川家の領有となり、家康が大御所として駿河に在城した際には久能城は駿河城の本丸と思う、と久能山の重要性を説いたと言われています。家康の死後、二代将軍徳川秀忠によって久能山東照宮の社殿が造営され、日光東照宮の寛永の大造替が行われる際に社殿以外の薬師堂(現日枝神社)や神楽殿等が増築されました。

  • 上野東照宮

    上野東照宮

    上野東照宮は東京の上野公園内にある神社です。三大東照宮を自称してはいませんが、その豪華さや由来、近隣の芝東照宮が「日光・久能山・上野東照宮に並ぶ四大東照宮の一つ」と自称していることから、三大東照宮の一つに数えられています。その歴史は寛永4年に遡り、藤堂高虎が大僧正の天海とともに危篤状態の徳川家康より自分の魂が末永く鎮まる場所を作ってほしいと遺言され、高虎の敷地内に創建したと伝わります。現在の社殿は徳川家康の孫である徳川家光が改築したものです。上野戦争や関東大震災、第二次世界大戦でも消失を免れたこと、また徳川家康をご祭神としていることから出世や勝利、健康長寿のご利益があるパワースポットとして信仰されています。

日光東照宮周辺の楽しみ方

  • 久能山東照宮

    食事もお買物も楽しめるオススメのお店

    日光東照宮の周りには多くのお食事処やお土産屋さんが揃っています。中でもトラベックスがおすすめするお店は「冨士屋観光センター」と「日光カステラ本舗」です。冨士屋観光センターさんは東照宮・輪王寺・二荒山神社に最も近いお店と評判で、1階は日光のお土産を多数そろえるお土産屋さん、2階はお食事処となっています。お土産におすすめなのは、冨士屋観光センターさん限定のとちおとめチーズケーキ。栃木産のとちおとめを使用していてほんのりいちご風味のチーズケーキは日本おみやげアカデミー賞の受賞経験がある人気商品です。日光カステラ本舗さんは旅行新聞新社が主催する「プロが選ぶ観光・食事・土産物施設100選」の観光・食事施設部門にランクインの実績を持つお店で、館内全体が日光をイメージして作られ、装飾についても季節に合わせた装飾が施されており、見た目にも楽しむことができます。おすすめのお土産はなんといってもカステラ!はちみつをたっぷり使用し、しっとりと焼き上げ、ふんわり柔らかで優しい味がする一品です。

日光東照宮へのアクセス

  • 久能山東照宮

    東照宮へのアクセス手段

    ◎マイカーでのアクセス
    東北自動車道宇都宮ICから日光宇都宮道路を経て、日光ICから2km。
    ◎電車でのアクセス
    ・JR特急日光利用 新宿~東武日光 所要時間約2時間
    ・JR日光線利用 宇都宮~日光 所要時間約45分
    他にも浅草より特急けごんや東武鉄道快速を利用してのアクセスが可能です。

    お車をお持ちでない方や電車での移動が苦手な方にはバスツアーがおすすめです。バスツアーなら往復の移動の心配なし、プランによって日光の社寺をたっぷり楽しむプランや日光と合わせて楽しみたい観光スポット華厳滝がセットになったプランなど、楽しみ方に合わせたツアーをご用意いたします。

日光東照宮の日帰りバスツアーは現在作成中です。

日光東照宮のよくある質問

  • バスツアーは拝観料はかかりますか?

    バスツアーはプランに拝観料が含まれるプランと含まれないプランがございます。プランページに明記されていますので、そちらをご確認ください。

  • 拝観料はいくらですか?

    日光東照宮の単独拝観券は大人(高校生以上)が1,300円、小中学生は450円となります。

  • 東照宮のおすすめの観光時期はいつですか?

    年中楽しめる東照宮ですが、秋の美しい紅葉と合わせて楽しめる10月頃がおすすめです。但し大勢のお客様で混雑しますのでご注意ください。

  • お食事処はありますか?

    東照宮周辺にはお食事可能な施設が多数ございますのでご安心ください。

施設情報

住所
栃木県日光市山内2301
電話番号
0288-54-0560
営業時間
季節により異なります。公式HPよりご確認ください
公式ホームページ
http://www.toshogu.jp/

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