SLパレオエクスプレスバスツアー特集
SLパレオエクスプレスは2023年で運行35周年!
C58363(シゴハチ サンロクサン)号機は2024年2月19日で製造から80年、「傘寿」となりました。
汽笛の音を聞きながら、ノスタルジックな鉄道旅へ♪
ここではSLパレオエクスプレスの見所や合わせて行きたい日帰り観光地、おすすめのバスツアーを紹介します。
SLパレオエクスプレスのバスツアー おすすめピックアップ!
令和を走る蒸気機関車!
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SLパレオエクスプレスとは?
SLパレオエクスプレスは21世紀を走る唯一のC58型として活躍している蒸気機関車。 昭和19年(1944)に製造され、石巻線、陸羽西線、陸羽東線、磐越西線など東北地方などの旧国鉄(現在のJR)で活躍したSLです。 1972年に現役引退し、埼玉県吹上町立吹上小学校(現在の鴻巣市立吹上小学校)に保存されていましたが、1988年3月に埼玉県熊谷市で開催された「さいたま博覧会」にあわせてSL運行が決まり、秩父鉄道でC58363(シゴハチ サンロクサン)が秩父路のSLパレオエクスプレスとして誕生しました。
名前にある「パレオ」とは秩父地方におよそ2000万年前に生息していたとされる、海獣パレオパラドキシアに由来しています。秩父地域はかつて海の底にあったため、現在では数多くの化石が発掘されていますが、中でもパレオパラドキシアの化石は珍しく、これまでに世界でも数体しか発見されていません。その貴重な文化遺産にちなみ「パレオ」、そして急行を意味する「エクスプレス」とあわせて、「パレオエクスプレス」という名称が誕生しました。
ちなみにパレオエクスプレスの公式ゆるキャラ「パレオくん&パレナちゃん」はこの海獣「パレオパラドキシア」のこどもなんだとか。秩父鉄道のイベントなどに遊びに来ることもあるようなので、SL乗車する際はぜひ探してみてね! -
蒸気機関のしくみ
SLはどうやって動くの?蒸気機関車(SL=Steam Locomotive)は、1804年にイギリスで誕生しました。 「電力」を直接利用し動く電車に対し、SLは「蒸気」をエネルギーにして動いています。 ボイラーで石炭を燃やし、その火・煙・熱をたくさんの細長い管に流します。そして管のまわりに通っている水を温め、水蒸気を発生させます。この蒸気の力を利用して車輪を動かしているのです。
~SLが動き出すまでの流れ~
①石炭の燃焼:機関助士が石炭をスコップで「火室」に投入します。それと同時に水を「水タンク」から「ボイラー」へ送ります。
②蒸気の発生:「火室」で燃焼した石炭により発生する熱い煙は、ボイラー内にある「煙管」を通り、その周囲の水を温めることで蒸気が発生します。
③蒸気の供給:発生した蒸気は「蒸気だめ」というボイラーの上にあるラクダのこぶのようなドームの中に集められ、「主蒸気管」を通じて「シリンダー」へ送られます。
④動力の伝達:「シリンダー」内の蒸気が「ピストン」を往復運動させ、「主連棒(コネクティング・ロッド)」を動かします。これにより、「動輪」が回転運動を行うことでSLが走行します。
SLパレオエクスプレスでは、熊谷駅~三峰口駅間の1往復でなんと約1トンの石炭が使われているんだとか!最高で1200度にも達する窯に石炭を入れる作業は機関助手が1人で行います。機関士と機関助手、そして加熱蒸気の力でSLは動いているのです。 -
今乗れる!
全国の現役SL紹介○JR東日本「SLばんえつ物語」
貴婦人の愛称で親しまれるC57は、大正ロマンあふれる客車と四季折々の風光明媚な景色を走り抜ける「森と水とロマンの鉄道」です。
○東武鉄道「SL大樹」
日光連山や鬼怒川、龍王峡など日光・鬼怒川エリアに広がる大自然を、季節の移ろいとともに楽しめる列車。地域の人々の想いや温もりを乗せて走ります。
○真岡鐡道「SLもおか」
真岡鐵道沿線のイメージアップや地域活性化を目的に、真岡市が主導したSL復活プロジェクトがスタート。1994年にSLもおかの運行が始まりました。その豪快な走りは子どものみならず、多くの人に夢とロマンを与えています。
○JR東日本「SLぐんま・みなかみ/よこかわ」
みなかみ号では赤城山や利根川上流、よこかわ号では日本三大奇景として知られる妙義山など、群馬の雄大な自然のなかを走る人気SLです。
もっと楽しむSLパレオエクスプレス
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SLで巡る季節
SLパレオエクスプレスは例年3月から11月ごろにかけて運行しています。車窓からは秩父の大自然と季節の移ろいを感じれます。
春:桜×SLのロマン感じる春
秩父鉄道には桜と並走する区間がいくつかあります。 そのうちの1つが、ひろせ野鳥の森駅~大麻生駅間の大麻生桜堤です。 1駅の区間のほとんどを桜並木になっており、その様子はまるで車窓にピンクのカーテンがかかったよう…! SLでは車内販売もあるので、美味しいお弁当や飲み物と一緒にお花見なんていかがでしょう。 また、4月上旬には長瀞駅周辺の線路沿いでソメイヨシノが満開を迎えます。 次のお花見は車窓や駅のホームで桜を楽しむのもいいかもしれませんね。
夏:抜けるような青空と緑が美しい夏
秩父は山や川に囲まれた自然豊かな地域で、ハイキングやキャンプ、川遊びなどのアクティビティが楽しめることで有名。SLの車窓からは、そんな爽やかな風景が広がり、涼を感じる旅が楽しめます。 この時期特におすすめなのが、波久礼駅~樋口駅間にある玉淀湖の景観です。エメラルドグリーンに輝く湖面と青々とした木々が織りなす絶景が広がります。 もちろん車内は冷房完備!暑いニッポンの夏はバス&列車で納涼旅をしよう!
秋:紅葉華やかな秋
紅葉の名所としても知られる秩父は、例年11月中旬~下旬に色づいた木々の美景が広がります。 SLの車窓からも紅く染まった秩父の山々を眺めることができ、紅葉散策にぴったりの時期です。 新緑の季節も見事な長瀞渓谷を横断する「荒川橋梁」では、紅葉と一緒に川下りの様子も望むことができる一風変わった紅葉スポット。 また秩父鉄道の途中駅「上長瀞駅」周辺では、11月に『長瀞紅葉まつり』が開催されており、埼玉県立自然の博物館に隣接する月の石もみじ公園では、モミジ、ナラ、クヌギなど、様々な木々のグラデーションが鮮やな景観が楽しめます。見頃がピークを迎える頃にはライトアップも行われ、光り輝く格別の美しさがご覧いただけます。 SLから見る紅葉はまるで動く絵画のよう…!紅葉に包まれる芸術の秋を探しに行きませんか? -
思わずシャッターが止まらない…!
撮影スポットをご紹介♪煙を吐きながら力強く走るSLパレオエクスプレスの雄姿は思わずカメラに収めたくなりますよね! こちらではおすすめのフォトスポットと撮影時の注意事項をご案内いたします。 ぜひご参考にしてみてください。
まずご紹介したいのが、車内でのおすすめ撮影ポイントです!
車窓からSLの姿を収めたい方には、一番後ろの車両の窓側席がおすすめです。こちらの座席はSLパレオエクスプレスがカーブにさしかかったタイミングで前方を走る車両をご覧いただけます。実際に乗車した方にしか撮影できない、走行中の躍動感あるお写真が撮れちゃいます。残念ながら一番前の車両では走行中のSLの姿が見えませんが、SLの迫力ある姿が間近で体験いただけます。どちらの車両でも楽しめるのが魅力ですね。
次にご紹介するのは、鉄道ファンにも人気の撮影スポットです!
1つ目は「荒川橋梁」です。秩父鉄道で最も長い橋で、花崗岩とレンガ積みによって造られています。SLパレオエクスプレスが渡る風景は秩父・長瀞を代表するシーンです!
2つ目は「熊谷駅」です。熊谷駅は入線から発車するまで、10分間ほど停車時間が設けられています。そのため、SLをじっくり観察したり、写真撮影することが可能になっております。
3つ目は「寄居駅」です。こちらの駅では、機関士が石炭をくべる姿が見られる貴重なスポットです。SLパレオエクスプレスの力強い走りの源がここにあります!
また、これまで紹介したSLの姿だけでなく、車窓から見える雄大な「武甲山」や木々に囲まれ透明度の高い湖「玉淀湖」など車窓から見える景色にも、思わずシャッターが止まりません! -
撮影時の注意事項
そんなたのしい時間を皆さんに満喫していただくために、撮影時の注意事項があります。
※記念撮影は譲り合って楽しみましょう。お荷物などで座席を占有するのもご遠慮ください。
※停車時間にか限りがございます。発車時刻が近づきましたらお早めにご乗車になって車内でお待ちください。
※線路内に立ち入ったり、ホームから降りるのは絶対におやめください。また、他の電車や貨物列車の運行もございます。周囲に注意しながら見学してください。
※機関士、機関助手、整備作業員の作業を見学する際は邪魔にならないように見学しましょう。
※運行状況等によって記念撮影等が出来ない場合もあります。あらかじめご了承ください。
みんなでマナーを守って、たのしいSL旅にしましょう♪ -
乗ってたのしい♪
車内サービスSLパレオエクスプレスは充実の車内サービスも魅力の1つ!こちらでは車内でのおすすめの過ごし方をご紹介いたします。
客車は紅褐色のボディーカラー、車内の座席はワインレッド色、 壁は木質調と、緑豊かで歴史と文化が息づく秩父の景観と調和する昭和レトロな造りになっています。座席は4人がけのボックスシートで、冷暖房完備・全席禁煙です。トイレもご用意しておりますので、みなさまご安心してお過ごしいただけます。
車内放送の案内役は人気落語家「林家たい平」師匠。埼玉県秩父市出身で、ふるさと秩父を愛するたい平師匠が秩父鉄道沿線の見どころを親しみやすく、軽妙な語り口で魅力たっぷりに紹介しています。11年ぶりにリニューアルした車内アナウンスは、2023年4月1日よりお楽しみいただけます。
車内販売も充実!お菓子やジュース、アルコールにここでしか買えないSLグッズのお土産などをご用意。 車窓からの景色を楽しみながら食べやすいサンドイッチや総菜パンを詰め合わせた「SLパレオのベーカリーBOX」や、「ジェラート工房 四つ葉のクローバー」の手作りイタリアンジェラートも♪不動の人気ミルク味に加え、期間限定フレーバーもございます。なくなり次第、販売終了なので食べ逃しのないように…☆沿線地域のレストランとコラボレーションして作ったオリジナルのお弁当は事前予約制。詳細は秩父鉄道公式ホームページよりご確認ください。
また、乗車特典としてオリジナル缶バッジ(※小学生以下のお子様限定)やオリジナル列車カードをご用意しております。カードの種類は季節ごとに変わるため、思わずコンプリート目指したくなりますね。※なくなり次第終了となります。
SLパレオエクスプレスと一緒に楽しめる観光スポット
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長瀞の岩畳
国の特別天然記念物に指定された「長瀞渓谷」は、川の流れが5キロにわたって展開する景勝地。畳を一面に敷きつめたように見える岩石段丘で、長瀞式変成岩と呼ばれる日本では最も古い岩石です。日本の生いたちを探る大切な手がかりとなる貴重な岩石類とされます。地下深くで起こった変成作用や上昇の過程が地表で観察できることから、「地球の窓」とも言われています。
紅葉のシーズンには錦秋に染まり、その様子はまるで絵画のような美しさです。
また周辺では、ダイナミックな自然を眺めながら、瀬へ淵へと表情を変える荒川を舟で豪快に下るラインくだりが楽しめるスポットも!急流でのスリルや盛り上げ上手な船頭さんによるガイドが楽しいアクティビティです。 -
宝登山神社
三峯神社・秩父神社と合わせ秩父三社の一つに数えられる神社。
日本武尊が山火事に遭った際に、神犬に助けられて神々を祀ったことが宝登山神社の始まりとされます。当初の呼び名である「火止山」にちなんで、火災盗難よけ・諸難よけの御利益があると言われます。
種類豊富なおみくじや、お神札・お守りがあり、中でも黒地に本殿裏軒下の登竜門の彫刻があしらわれたお守り“吉祥寳守”は必見です。
「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で埼玉県初の一つ星を獲得しています。
SLパレオエクスプレスへのアクセス
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どうやっていくの?
【電車の場合】
他社線との接続となります。
■羽生駅乗車:東武伊勢崎線からの乗換
■熊谷駅乗車:JR高崎線、上越・北陸新幹線からの乗換
■寄居駅乗車:JR八高線、東武東上線からの乗換
■御花畑駅乗車:西武線・西武秩父駅からの乗換
【車の場合】
駅周辺の有料駐車場をご利用ください。
■熊谷駅 南口時間貸駐車場(関越自動車道東松山I.Cより約40分)
■長瀞駅(関越自動車道花園I.Cより約25分)
SLパレオエクスプレスのバスツアー おすすめピックアップ!
SLパレオエクスプレスのよくある質問
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秩父のどこを走っていますか。
熊谷駅から三峰口駅までの区間を1日1往復運転しています。
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一年中、運行していますか。
例年3~11月までの土日祝に運行しています。詳細は秩父鉄道公式ホームページよりご確認ください。
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事前予約は必要ですか。
個人のお客様の場合、事前購入・事前予約の必要はございません。当日ご乗車になる駅にてお買い求めください。※弊社バスツアーでご参加のお客様は、個人でのご購入は不要です。
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乗車時間は何時間ですか。
全区間ご乗車の場合、片道約2時間40分です。ゆったりした鉄道旅をお楽しみいただけます。
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車いすでの乗車は可能ですか。
車内通路が狭くなっているため、ご利用の場合は折りたたみ式のもののご利用をお願いしております。また事前にお電話にてご相談くださいますようお願いいたします。
施設情報
マップ