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碓氷峠廃線ウォーク!「アプトの道」特集

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碓氷峠廃線ウォーク!「アプトの道」は、群馬県と長野県の境にある信越本線アプト式鉄道時代の廃線敷を利用したハイキングコース。「めがね橋」や変電所跡など、歴史的な鉄道遺構を巡りながら、豊かな自然の中を歩くことができます。
四季折々の美しい風景を楽しみながら、日本の鉄道史に触れることができるこのバスツアーは、鉄道ファンはもちろん、ハイキングや気軽に日帰り旅を楽しみたい方にもおすすめです!

アプトの道について知ろう!

  • アプトの道とは?イメージ

    アプトの道とは?

    碓氷峠廃線ウォークとは、群馬県と長野県の境に位置する碓氷峠において、かつて使われていた信越本線アプト式鉄道時代の廃線敷を利用した遊歩道を歩くことができるアクティビティです。
    約6キロの道中には国の重要文化財である旧丸山変電所をはじめ、6つの橋梁と10の隧道、めがね橋を代表する、鉄道煉瓦構造物群などの碓氷峠の鉄道遺産があります。
    鉄道ファンや自然愛好者にとって人気のある観光体験であり、美しい山岳風景を楽しみながら、日本の鉄道史を学ぶことのできるのが魅力です。

  • 碓氷峠の歴史イメージ

    碓氷峠の歴史

    碓氷峠(うすいとうげ)は、群馬県と長野県の境に位置する標高約960メートルの峠で、古くから交通の要所として知られてきました。
    江戸時代には箱根と並ぶ重要な関所として、多くの旅人がこの険しい峠を越えて行き来しました。明治時代になると、碓氷峠は信越本線の鉄道ルートに組み込まれ、鉄道技術の粋を集めた急勾配区間が設けられました。特にアプト式という特殊なラック式鉄道の方式が採用され、碓氷峠は日本の鉄道史において重要な役割を果たしました。しかし、1997年に北陸(長野)新幹線が開通したことで、この区間の鉄道は廃止されました。
    日本の鉄道史において重要な役割を果たした場所である碓氷峠は、現在では鉄道遺構として多くの観光客に親しまれています。

  • アプト式の仕組みイメージ

    アプト式の仕組み

    アプト式鉄道は、急勾配を登るために開発された鉄道システムです。この方式は、通常のレールに加えて中央にギザギザのラックレール(歯軌条)を敷設し、機関車の底部に取り付けられた歯車(ピニオンギア)と噛み合わせることで、列車を安定して進行させる仕組みです。
    アプト式は、標準的な鉄道が対応できないような級勾配の場所で有効です。通常の鉄道は車輪とレールの摩擦力で進行しますが、急勾配になると車輪が空転しやすくなり、進行が困難になります。アプト式では、ラックレールと歯車が噛み合うことで強い推進力が得られ、最大で勾配66.7‰(パーミル)、1000メートル進む間に66.7メートル上がることができ、急斜面でも安全に登ることが可能です。
    この技術は、19世紀後半にスイスのカール・ローマン・アプトによって開発されました。日本では、碓氷峠の信越本線で採用され、特に碓氷峠の急勾配区間で効果を発揮しました。
    現在では、アプト式鉄道は観光鉄道などで使用されることが多く、急勾配を安全に登る技術として重要な役割を担っています。

アプトの道の見どころ

  • 碓氷第三橋梁イメージ

    碓氷第三橋梁

    碓氷峠廃線ウォークのハイライトの一つである碓氷第三橋梁は、「めがね橋」の愛称で知られています。
    この橋梁は、明治25年(1892年)12月に完成した全長約90メートル、高さ31メートルのレンガ造りのアーチ橋で、日本最大級の規模を誇り、国の重要文化財に指定されています。アーチが連なるデザインが眼鏡の形に見えることから「めがね橋」と呼ばれており、現在でもその壮大な姿が観光客を魅了しています。
    橋梁の上を歩くことができ、その高さからは、碓氷川の渓谷や周囲の山々を一望できる絶景が広がります。また、四季折々の風景が楽しめるのも魅力で、特に秋の紅葉シーズンには鮮やかな紅葉が橋を彩り、訪れる人々を感動させます。

  • 熊ノ平駅跡イメージ

    熊ノ平駅跡

    熊ノ平駅は、碓氷峠の途中に位置していた旧信越本線の駅で、現在は廃駅となっています。
    この駅は、急勾配を登る列車のための補助施設が整備されており、かつては熊ノ平信号所が給水給炭所として設置、また列車交換設備なども設けられました。現在でも、プラットホームや線路の一部が残っており、当時の鉄道の運行を偲ぶことができます。
    駅跡周辺には、山々に囲まれた静かな環境が広がっており、訪れる人々は自然の中でのんびりと過ごすことができます。また、熊ノ平駅跡は、歴史的な雰囲気を感じさせるスポットとして、写真撮影の名所にもなっています。作詞家・高野辰之はここ旧熊ノ平駅からの美しい錦秋の景色に惹かれ、童謡「もみじ」を作詞したと言われています。

  • 旧丸山変電所イメージ

    旧丸山変電所

    廃線ウォークの途中に位置する旧丸山変電所は、碓氷線の電化に伴い設置された施設で、1912年(明治45年)に完成しました。この変電所は、碓氷峠を越える電気機関車に電力を供給する重要な役割を担っていました。
    現在は、純煉瓦造りの美しい建物が保存されており、その歴史的価値が認められて国の重要文化財に指定されています。通常は外観のみの見学となっていますが、期間限定で内部公開されることもあり、実際に使われていた機械室や蓄電池室の見学、往年の写真や資料を見ることができる機会もあるとのこと。※次回内部公開は未定です。

  • 碓氷湖イメージ

    碓氷湖

    碓氷峠廃線ウォークのルートに位置する碓氷湖は、中尾川と碓氷川の合流点を堰き止めて造った人工湖です。
    緑豊かな山々に囲まれた静かな湖で、訪れる人々に癒しを提供しています。湖周辺には約1.2キロの遊歩道が整備されており、約20分ほどで湖畔を一周散策しながら四季折々の自然を楽しむことができます。特に紅葉の季節には、湖面に映る鮮やかな紅葉が美しく、写真愛好家にも人気のスポットです。

周辺施設を楽しむ

  • 日帰り温泉♪峠の湯イメージ

    日帰り温泉♪峠の湯

    「峠の湯」は、碓氷峠周辺地域の中心にある日帰り温泉施設で、碓氷峠廃線ウォークの観光客や地元の人も通う温泉。
    魅力の一つは碓氷の大自然の中、四季折々の美しい風景を楽しみながら温泉に浸れることです。特に露天風呂からは、川のせせらぎや雄大な妙義山の景観が楽しめ、リラックスした時間を過ごすことができます。
    泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉 (弱アルカリ性低張性温泉)で、関節リウマチ、腰痛症、筋肉痛、胃腸機能の低下、糖尿病、睡眠障害、疲労回復、健康増進、冷え症などに効果があるとされています。
    施設内には大浴場、高温サウナ、壺風呂の露天風呂など多彩な浴場設備が整っています。また、最大6名で利用することのできる家族風呂は、休憩室とトイレがついた和洋室の温泉。ご家族で気兼ねなく、ゆったりとくつろぐことができます。※ご利用には峠の湯への事前予約が必要となりますのでご注意ください。
    ほかにも、館内には休憩スペースや季節のメニューが楽しめるレストランもあり、ハイキングや観光で疲れた体をゆっくりと癒すことができます。
    心地よい温泉体験が魅力の「峠の湯」は、碓氷峠観光の締めくくりにぴったりのスポットです。

  • 名物駅弁!峠の釜めしイメージ

    名物駅弁!峠の釜めし

    荻野屋の「峠の釜めし」は、群馬県の名物駅弁で、昭和33年(1958年)に登場して以来、多くの人々に愛され続けています。
    碓氷線が現役だった頃は、機関車の連結時間に合わせて駅構内で立ち売りされていました。現在、横川駅前には本店と、かつての様子がわかる資料館があり、碓氷峠を訪れる際の一つの楽しみとして多くの観光客にが訪れています。
    釜めしには、鶏肉、椎茸、栗、うずらの卵、杏子など、厳選された具材が贅沢に使われており、それぞれの素材が持つ風味が引き立っています。特に鶏肉の旨味とご飯にしみ込んだダシの調和が絶妙で、食べるごとに満足感が増していきます。また、陶器でできた器は食べ終わった後も持ち帰りが可能で、その重みと質感が食事の思い出をより一層特別なものにします。また容器には食事を保温する機能もあり、旅の途中でも温かいまま楽しめる点も好評です。
    碓氷峠の歴史に思いを馳せながら、ぜひご賞味ください♪

碓氷峠へのアクセス

  • 川越氷川神社へのアクセスイメージ

    どうやっていくの?

    【電車の場合】
    ■北陸新幹線 安中榛名駅(約60分)

    【車の場合】
    ■関越道・上信越自動車道 約120分

    バスツアーなら移動も楽々!!
    廃線ウォークを楽しんだ後は、温泉入浴でゆったりするのもおすすめです♪

碓氷峠廃線ウォークのよくある質問

  • 服装、持ち物に注意することはありますか?

    履きなれた靴でお越しいただくのをおすすめします。アプトの道は整備された遊歩道ですが、約3時間のハイキングコースになっています。また、道中にはトンネルなどもあり、夏場でも肌寒いことがございますので、羽織れるものがあると便利です。

  • 飲食できるお店はありますか?

    峠の頂上を除き、飲食店はございません。コンビニや自販機もございませんので、事前にご購入いただくなどご準備をお願いいたします。

  • 碓氷峠はなぜ廃止されたのですか?

    1997年に北陸(長野)新幹線が開通したことで、利用者減少、路線維持に多大な費用がかかることから廃止されました。

施設情報

住所
〒379-0307 群馬県安中市松井田町坂本
公式ホームページ
https://haisen-walk.com/

マップ